定期点検Q&A

Q.このステッカーは何ですか?

前面ガラスの中央部に貼付されているのが「検査標章」で助手席側上部に貼付されている丸いステッカーが「点検・整備済みステッカー」です。
検査標章
自動車検査証の有効期間(車検期間)を示すものです。この検査標章を表示しなければ、クルマを運行することはできません。    
  (軽自動車以外) (軽自動車)
点検・整備済みステッカー
定期点検整備を確実に実施したクルマであることを示すものです。次回の定期点検整備の実施時期が外から見てもわかるように実施年月を表示しています。また、裏面には定期点検整備を実施した整備事業場名、次回の定期点検整備の実施時期等が記載されています。

Q.車検を受ける際の費用の内訳はどうなっているのでしょうか?

車検の費用には、クルマの点検・整備に必要な料金(技術料、部品・油脂代、保安確認料など)と、税金等諸費用(自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料など)があります。
点検時には点検・整備料金税金等の諸費用が必要です。
点検・整備料金
基本点検技術料 定期点検で義務付けられている項目の点検を行う技術料金
整備技術料 点検の結果、整備が必要な箇所の整備を行う技術料金
お客様のご用命により行う整備の技術料金
部品・油脂代金 使用部品、エンジン・オイル等の代金
保安確認(検査)料金 検査機器等を使用して、基準に適合しているかどうかの確認を行う技術料金
検査代行手数料 お客様に代わって運輸支局等に出向き、車検証の更新手続きを行うための料金
その他 点検整備を行うためのエンジン、下廻り等の洗浄料金やクルマの下廻りの腐食等を防止するための塗装料金
税金等の諸費用
自動車重量税 車検時に国に納める税金
自賠責保険料 自動車使用者が必ず入らなければならない法律で定められている強制保険
検査手数料 検査を受け、自動車検査証の交付を受けるための国へ納める手数料

Q.ユーザー車検(車検代行を含む)と整備事業場による車検の違いは?

それぞれの特徴は次の通りです。最も大きな違いは車検の際に整備事業場では必ず定期点検を実施するという点です。

ユーザー車検・車検代行
自動車ユーザー自らまたは、ユーザー車検代行業者がクルマを国の検査場へ持ち込んで車検を受けることをいいます。これらの場合は一般に、車検の際に点検整備を実施しないケースがほとんどであり、このような場合、トラブルが発生してしまう可能性が高くなります。ユーザー車検後の不具合を装置別に調査した結果、安全に係わる重要なブレーキ装置の不具合が30%以上もありました。

整備事業場による車検
国から認証を受けた事業譲渡して、クルマの状態を点検した上で必要な整備を実施し、安全面、公害防止面を十分に確認したうえで車検を受けます。また、整備事業場では、定期点検を実施したクルマは整備保証をしているので、より安心してクルマを使用できます。

ユーザーにクルマの「保守管理責任」があるという観点からも、車検時には検査だけでなく、きちんと定期点検整備を実施するのは当然のことです。


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